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脂質異常症を放置してはいけません

Matsuura Clinic

脂質異常症とは、「悪玉」のLDLコレステロールや血液中の中性脂肪(トリグリセライド)が必要以上に増えるか、または「善玉」のHDLコレステロールが減った状態のことです。

 

脂質異常症の原因としては食事や肥満などの生活習慣が有名ですが、最近の研究では加齢や遺伝的要因の方が強く影響することがわかってきています。

食事や生活由来の原因は20%で残り80%は加齢や遺伝などが原因です。こういったものがベースにあると食事や生活習慣のみで改善することはかなり困難となります。もちろん、肥満や生活習慣も十分な原因となります。(中年発症や肥満などメタボリックシンドロームがあるもの)

 

脂質異常症を無症状だからと言って放置してはいけません。

動脈硬化がどんどん進んでしまうからです。

動脈硬化の何が問題かというと血管内腔の狭小化や血管の弾力性低下が進むことにより、脳梗塞・心筋梗塞・認知症などが格段に起こりやすくなってしまうことです。このように、健康寿命が失われることが問題なのです。

健康診断などで脂質異常症が指摘されたら、脂質異常症単独では無症状なことが多く放置されがちです。しかし、だからといって放置していいということではなく、治療の介入が好ましいとされます。

最も効果的なのは薬物治療ですが、初めて指摘された方は中々踏み切れないことも多いようです。すぐに薬と踏み切れない場合は数ヶ月ごとに再検査しその度に食事・運動療法など取り入れ経過観察を行い、その上で効果が乏しいようなら薬物療法の適応となります。(食事など生活習慣が原因となるものは20%に過ぎない)

薬を始めたら

多くの方が、薬は始めたらずっと内服し続けなければならないのか?と不安になり、それが薬物治療を妨げる原因にもなります。残念ながら現在の医学レベルでは薬を飲み続けている間は脂質異常症を改善出来ても、やめると元に戻ってしまいます。つまり、生涯飲まなくてはいけないということです。

これは現在の医学では、体を若返りさせたり遺伝子を取り替えることは出来ないため根本的方法がないからです。

(図3)自分ではどうしようもない

部分が80%もある

それでは薬を飲むことのメリットやデメリットについて見ていきたいと思います。

まず、メリットについて

 

・血管系の疾患(心筋梗塞・脳梗塞・血管性認知症)の予防に大きく寄与する

・健康寿命の延伸に大きく寄与する(寝たきりや認知症の防止)

・血管年齢の老化を遅延させられる

 

次にデメリットについて

 

・定期的な通院が面倒

・これ以上疾患や薬を増やしたくない

・薬を内服する事への抵抗感

 

このような事を勘案してもLDLコレステロールが160以上の方や食事運動療法を継続しても満足のいく改善がないような場合、薬を開始する価値は十分にあるかと思われます。

当院では脂質異常症の治療を積極的におこなっております。

 

お気軽にご来院ご相談ください。

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