そば
の松浦クリニック
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赤ちゃんの予防接種について
Matsuura Clinic
ワクチンデビューは生後二か月からが推奨されています
赤ちゃんは、お母さんのお腹にいるときにお母さんから様々な病気に対する免疫が受け継がれます。
しかし、百日せきの抗体は生まれて早い時期に、麻しん(はしか)の抗体は乳児期後半には失われてしまいます。そのため、百日せきを含む4種混合ワクチンは生後3ヵ月、麻しんを含むMR(麻しん風しん混合)ワクチンは生後12ヵ月になったらなるべく早い時期に接種が必要です。
早めに計画を立てて(出来れば生後二か月から)、接種できる月齢・年齢になれば、できるだけ早く接種を受けましょう。早くから病気を予防できるだけでなく、スケジュールにも余裕がでてきます。
特に0歳児は予防接種の回数が多く(15回)効率の良いスケジュールをたてることが好ましいとされます。
一例ですが、以下の表を参考にしてみてください。
ワクチン.net 予防接種スケジュール
(男の子、女の子、それぞれ3歳まで、3歳以降があります。)
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
(2023年4月改訂版)
・クリックするとそれぞれのサイトからPDF書類がダウンロードできます。
ワクチンの同時接種について
赤ちゃんの予防接種はスケジュールがつまっており、余裕のないことより同時接種が推奨されています。
(1回の接種で2~4種類のワクチン接種)
同時接種によって、それぞれのワクチンの有効性に影響があったり、有害事象・副反応の頻度があがることはありません。
ワクチンの同時接種では以下のようなメリットがあり推奨される理由でもあります。
・各ワクチンの接種率が向上する。(接種忘れがなくなる)
・子どもたちがワクチンで予防される感染症から早期に守られる。
・保護者の負担が軽減する。
注意事項
・ロタウィルスワクチンはロタリックス(2回タイプ)を使用(※)しております。どちらのワクチンでも有効性に差はありません。
・BCGに関しては当院では行っておりません
・ワクチンは発注の必要があることより予約制とさせて頂きます。
※ロタウィルスワクチンは「ロタテックⓇ」と「ロタリックスⓇ」の2種類があり、どちらも同様の効果があります。(厚生労働省WEBサイトより)
ワクチンの種類
大きな分類として生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
生ワクチンでも、注射生ワクチンと経口生ワクチンがあります。
経口生ワクチン : ロタウイルス
注射生ワクチン : BCG、麻疹(はしか)、風疹、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)など
不活化ワクチン : B型肝炎・ヒブ・肺炎球菌・百日咳・ポリオ・日本脳炎・インフルエンザ・四種混合など
(四種混合ワクチンには ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ が含まれています)
ワクチンの接種間隔(新ルール)
令和2年10月1日からの異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルール
しかし、新ルール(上図)では「注射の生ワクチンどうし」以外は制限なしとなりました。
つまり、MR(麻疹風疹)打った翌日に肺炎球菌を接種することも可能です。
ロタウイルスワクチンは「飲む」ワクチンですので、注射ではありません。したがって、1ヶ月あける必要はありません。
かなり、柔軟性が出てきています。
インフルエンザワクチンであれば、不活化ワクチンですので、どのワクチンを打った翌日にでも接種可能です。
接種がなんらかの理由(病気で打てなかった、忘れていた…など)でイレギュラーになった時に、キャッチアップしやすくなったわけです。
しかし、接種スケジュール自体は変わっていません。できるだけ推奨スケジュール通りに打っていきましょう。
松浦クリニック
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